きょう10日(金)も引き続き冬型の気圧配置で、上空には強い寒気が居座ります。日本海側は広い範囲で大雪になり、車の立ち往生や高速道路の通行止め、屋根からの落雪や雪崩などに厳重な警戒が必要です。西日本の太平洋側や東海でも積雪や路面凍結に注意が必要です。 【写真を見る】【強烈寒波】11日まで局地的に50cm以上のドカ雪に警戒…北陸、東北南部の内陸 山沿い【大雪と雨のシミュレーション 14日まで】近畿北部から山陰では平野部で10cm前後の積雪を予想 ■東北や北陸、中国山地で積雪急増 ウェザーニュースによりますと、きょう10日(金)も日本列島の上空には強い寒気が流れ込んでいます。特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の停滞した東北南部日本海側や新潟県で積雪が急増しています。 10日午前4時現在までの24時間降雪量は、福島県の西会津町で57cm、山形県櫛引で52cm、山形県米沢市で50cm、新潟県魚津川で49cmです。山間部では積雪が150cmを超えたところもあります。 また、北陸から山陰の山沿いでも積雪が急増し、4時までの24時間降雪量は広島県八幡で60cm、島根県瑞穂で40cm、福井県九頭竜で28cm、岐阜県樽見で39cmです。 ■局地的に50㎝以上のドカ雪になる予想 10日夜にかけて北陸から東北南部の内陸、山沿いでは、局地的にはさらに50cm以上のドカ雪になる予想です。 北海道や東北北部も活発な雪雲が南下し、青森県などでも再び雪が強まる見込みです。急激な積雪の増加による立ち往生による大規模な交通障害が起こるおそれがあるとして、国土交通省は気象庁と合同で会見を行いました。不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、予防的通行止めを行う可能性があることを発表しています。 屋根からの落雪や雪崩、着雪による停電、猛吹雪による視界不良などにも警戒が必要です。日本海側では平野部でも大雪となるところがある見込みです。 西日本の日本海側では広い範囲で雪雲が発達しています。名神高速や北陸道、中国道などでは雪による通行止めが発生しています。 あす11日にかけて近畿北部から山陰では平野部でも10cm前後の積雪が予想され、中国山地では多いところで20~30cmも新たに雪が積もる見通しです。積雪急増による屋根からの落雪や雪崩、着雪による停電などに警戒が必要です。
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