青森県平川市の奥羽線津軽湯の沢-碇ケ関駅間の線路。雪による倒木が確認された=2025年1月5日撮影(JR東日本秋田支社提供)
強い冬型の気圧配置によって10日にかけて日本海側を中心に平地でも大雪になる恐れがあるとして、気象庁が警戒を呼びかけている。
9日午前10時現在、新幹線や空の便に大きな乱れはないが、交通各社は今後、雪の影響が出る可能性があるとしてホームページなどを確認するよう呼びかけている。
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JR東日本によると、東北新幹線は栃木県の宇都宮駅での車両点検のため9日午前9時20分ごろから上下線で運転を見合わせていたが、午前10時6分に再開。雪の影響ではないという。
青森県平川市の奥羽線津軽湯の沢-碇ケ関駅間の線路の状況を確認するJR東日本の社員ら(同社秋田支社提供)
これにより遅れなどが生じているものの、山形、秋田、北陸、上越の各新幹線も雪による乱れは出ていない。
同社秋田支社によると、多数の倒木などが確認された影響で、奥羽線大館(秋田)―弘前(青森)間は運転を見合わせている。他の在来線でも、列車に遅れや運休が発生する可能性があるとしている。
全日空と日本航空の国内線は9日午前10時現在、欠航の予定は発表していない。ただ、東北や北陸などの各空港で悪天候に伴う遅延などの可能性があるとして注意を呼びかけている。【藤沢美由紀】