東京大賞典2024の傾向とみどころ 人気馬には逆らえない? 危険な枠順を踏まえた予想は3連単厳選6点で勝負 – スポーツ報知

◆第70回東京大賞典・G1(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル)

一年を締めくくるダートの大一番、東京大賞典が12月29日に大井競馬場で行われる。ここではレースの傾向、見どころ、予想を紹介する。

◆歴史◆

1995年から中央・地方全国交流競走に指定されたことで、JRAおよび他地区の地方競馬所属馬にも開放された。97年に統一G1に格付けされると、99年からは12月29日に開催日を固定。2011年からは外国馬も出走可能となる国際競走に指定され、地方競馬としては初めての国際G1に格付けされた。

◆傾向◆

2005年のアジュディミツオーを最後に地方勢の勝利はなし。JRA勢が18年連続で勝利を飾っている。過去10年でも地方勢が馬券(3着以内)に絡んだのは、14年3着サミットストーン(船橋)19年2着ノンコノユメ(大井)、19年3着モジアナフレイバー(大井)、20年2着カジノフォンテン(船橋)は4頭のみで、JRA勢の独壇場となっている。以下は人気、枠順、脚質から近年の傾向を探ってみる。

<人気>

基本的に人気サイドでの決着が多いレース。過去10年で1番人気の勝利は4勝だが、2着3回、3着2回と確実に馬券圏内に顔を出している。5番人気で勝った2016年のアポロケンタッキー以外は、すべて3番人気以内の馬が勝利。今年は特に海外のビッグレースで好走した実績馬が顔をそろえている。JRA所属の人気馬には逆らえないか。

<枠順>

外枠有利の傾向にあるが、近年は有利と言えるほどの成績は上げていない。むしろ内枠の1、2枠が不振。17年2着サウンドトゥルー、22年2着ノットゥルノが連対しているが、勝ち馬は出ていない。過去10年の優勝馬は、3枠2勝、4枠3勝、5枠2勝、6枠1勝、7枠2勝。2枠2番に入った今年のJBCクラシック覇者ウィルソンテソーロには不利な条件かもしれない。

<脚質>

当舞台は大井競馬場の外回りコースを使用。直線が385・8メートルと長く、小回りコースの多い地方競馬場のなかでは異質な特徴を備えている。先行馬であれば長い直線を乗り切るだけのスタミナも必要で、直線一気の追い込みが決まることも珍しくなく、ガチンコ勝負のタフな舞台といえるだろう。

出走馬は以下の通り(馬番、馬名、性齢、所属・厩舎、騎手、斤量)

1枠(1)キングオブザナイル(牡4歳、愛知・安部幸夫厩舎、室陽一朗騎手、57キロ)

2枠(2)ウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・高木登厩舎、川田将雅騎手、57キロ)

3枠(3)ラムジェット(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎、三浦皇成騎手、56キロ)

4枠(4)フォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、坂井瑠星騎手、56キロ)

5枠(5)デルマソトガケ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎、C.ルメール騎手、57キロ)

6枠(6)サヨノネイチヤ(牡5歳、大井・坂井英光厩舎、西啓太騎手、57キロ)

7枠(7)グランブリッジ(牝5歳、栗東・新谷功一厩舎、松山弘平騎手、55キロ)

7枠(8)グランデマーレ(牡7歳、大井・高岩孝敏厩舎、本村直樹騎手、57キロ)

8枠(9)クラウンプライド(牡5歳、栗東・新谷功一厩舎、横山武史騎手、57キロ)

8枠(10)ウシュバテソーロ(牡7歳、美浦・高木登厩舎、菅原明良騎手、57キロ)

【次ページ】ここから見える結論は…

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