優勝トロフィーを手に笑顔の松山(AP)
<米男子ゴルフツアー:ザ・セントリー>◇最終日◇5日◇米ハワイ州カパルア・プランテーション・コース(7596ヤード、パー73)◇賞金総額2000万ドル(約31億円)優勝360万ドル(約5億5800万円)
松山英樹(32=LEXUS)が、今季米男子ツアー開幕戦で優勝した。1イーグル、7バーディー、1ボギーの65で回り、72ホールでのツアー新記録となる通算35アンダー、257。単独首位から出て逃げ切り、ツアー通算11勝目を挙げた。コリン・モリカワ(米国)が32アンダーで2位に入った。
松山の優勝会見での主な一問一答は以下の通り。
-ハワイでの2大会で勝利した
「すごくうれしいなと思いましたし、やっぱりハワイで2つともね、勝ちたいと思っていたんで、それが達成できて良かったなと思います」
-優勝が決まった後、早藤キャディーとニコッとした
「まったく覚えてない」
-最後18番でバーディーパットを決めればツアー新記録というのは知っていた
「(通算)34(アンダー)か35(アンダー)か全然分からなかったですが、35だったら確か記録だろうなと思っていた。でも、そう思うと入らないんだろうなと思いながら」
-記録は特別なこと
「そりゃそうでしょう」
-いつから新しいパターを使い始めましたか
「手に入ったのは12月のクリスマス後ですね。ここに来て初めて使いました」
-どうしてパター良かったと思う
「どうして? 分からないですけど、入りましたね」
-早藤キャディーと試合中に話した中で、何か覚えている会話は
「全然。今週は何も覚えてないですね。自分自身、体調が良くないんで。会話もあまりしていないですし」
-キャディーと選手の関係はどれくらい大事
「信頼できるかどうかはすごく大事だと思っていますし、(早藤)翔太とはうまくやっていると思います」
-体調が良くないとは
「年末にちょっと病気があったのが治っていたと思うんですけど、動いたりするのは大丈夫なんですが、ちょっとしゃべるのが。口の中が痛くて」
-コリン(・モリカワ)と一緒に回っていたが、楽しかったですか
「すごいスコアが伸びていたんで、楽しかったというか、すごいなと思いながら見ていました。自分も淡々と。今年はあんまりね、ずっと気合が入らず、最後まできていたので。それが良かったのか分からないですけど」
-試合前、どれくらい練習して試合に入った
「あんまりしてないんで。何にも言えないんだよね」
-アジア勢として最も勝利を多く挙げていますし、メジャーも勝っている。今の目標は
「自分の目標には達してないですし、ここに話すことで話すことではないですし。自分の中にゴールがある」
-10カ月で3勝している
「9、10、11月とあまりゴルフをやってないんで。空いてしまっているんで、勝ってる感覚も1回なくなっているんでね」
-(イーグルを決めた)3番の第2打は
「3番はすごくいいショットが打てて、バーディーチャンスについたなと思ったら入っていて。歓声で分かった。うれしかったです」
-62で回った昨日のラウンド後、どういうことを練習した
「昨日パッティングはすごくいい感じで打っていましたが、今週ずっとショットのフィーリングがあんまり良くなかった。ティーショットの修正をしようと思っていた」
-パッティングが良かった。いけるなという感覚はあったか
「ないです」
-緊張した場面は
「7番のセカンド(第2打)でミスした時は、やってしまったなと。昨日の17番もそうですが。パーを取りにいったらダブルボギーが見えたので、いい感じにパーパットが4、5メートルくらいのところで楽な気持ちで打てればなと思ってプレーしました」
-年始にまず1勝。今年1年どんな見通しが立ちましたか
「別に何も変わらないですけど。勝つ、勝たないというのはすごく大きい。勝って良かったと思います」
-来週は(22年に優勝した)ソニー・オープンです。2週連続Vを期待していると思いますが、今の感じだと期待に応えられそうですか
「勝手に期待すればいいんじゃないですか、という感じです。ティーショットは来週と今週は違うので、どういうコース状態が分からないですが、コース状態合わせられたら」