日本フェザー級王者松本圭佑(右)とスパーリングを行った4団体統一スーパーバンタム級王者井上(大橋ジム提供)
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が1カ月後にスライドされた防衛戦に備え、現役日本王者&トップアマとのスパーリングを消化した。25年1月24日、東京・有明アリーナでIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦を控え、スパーリング近況が24日、所属ジムから発表された。
先週から同門の日本フェザー級王者松本圭佑(25)とのスパーリングを開始。さらにパリ・オリンピック(五輪)57キロ級代表で、11月から大橋ジム×Leminoのサポート選手となった原田周大(23=専大)とのスパーリングも消化したという。テクニック十分のグッドマン対策として、元トップアマの松本、アマエリートの原田との充実した実戦練習で25年初戦に向けて調整を続けていく。また今後、元全米アマ王者のジャフェスリー・ラミド(25=米国)も合流し、スパーリングの密度を濃くしていくという。
当初、井上-グッドマン戦は12月24日に組まれていたカードだったが、14日にグッドマンがスパーリング中に左目上を裂傷したために1カ月スライドされていた。またセミファイナルに組まれていたWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)の2度目防衛戦は武居の右肩関節唇損傷で同興行では中止となっている。