活動再開の意向を示した松本(左)。相方の浜田と再出発なるか(2022年撮影)
「週刊文春」の報道をめぐる損害賠償訴訟が終結したお笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(61)が来春に芸能活動を再開させる意向であることが25日、分かった。相方の浜田雅功(61)と「ダウンタウンチャンネル(仮)」を独自で立ち上げると発表。月額制のプラットフォームを予定し、企画会議も始動。さまざまなお笑いコンテンツを動画配信するとみられる。
訴訟に注力するため1月8日に活動休止を発表してから353日。松本がクリスマスに復帰の意向を明らかにした。
この日、芸能ジャーナリストのインタビューに応じた記事が公表され、来春に「ダウンタウンチャンネル(仮)」を始動させる意向を発表した。
相方の浜田雅功と独自のお笑いコンテンツを配信し、松本は記事で「お笑いをする松本人志を見る場としてはここが最初になると思います。今のところだと。」「とにかく一発目は浜田と二人でやりたい」などとコメント。吉本興業はサンケイスポーツの取材に「現状、松本さんが言っていることが全てです」と説明した。
同チャンネルは以前からあった構想で、浜田にも相談済みと説明。テレビや既存のプラットフォームではなく、記事では「独自の基地局」と表現し、今後の活動拠点と位置付けている。企画会議などは始動し、月額制にしてファンや興味のある利用者に限定して笑いを届けるという。
記事では文春の報道で活動休止中のお笑いコンビ、スピードワゴンの小沢一敬(51)や、松本と参加した飲み会を報じた「FRIDAY」をめぐり係争中のお笑いコンビ、クロスバー直撃の渡邊センス(40)にも言及。2人とは同チャンネルで共演する意向も明かした。
一方、テレビでは今月中旬、松本がかつて出演していたフジテレビ系の「ワイドナショー」(日曜前10・0)と「だれかtoなかい」(同後9・0)が2025年3月いっぱいで終了することが判明。テレビ復帰は不透明な状況だが、同チャンネルの立ち上げはテレビとの決別を意味するものではないことも強調していた。
活動休止中には仕事への意欲が新たに芽生えたといい、記事では「このまま終わる気はないです」と芸人としての再出発を約束した。
★11月に終結発表
松本は1月、週刊文春を発行する文藝春秋などを相手に約5億5000万円の損害賠償を求めて提訴。3月に東京地裁で第1回口頭弁論が開かれた。6月には非公開で争点などを整理する第1回弁論準備手続きが行われた。吉本興業は11月8日、松本の代理人による文書を公式サイトに掲載し、「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認し、訴えを取り下げることといたしました」などと終結を発表した。